ヨガをしたりコーヒーを飲んだり、バスタブに浸かったり、音楽を聴いたり、お酒を飲んだり…。「ちょっと疲れたな」という時、あなたはどんなリラックス方法を試していますか?
私にもいくつかリラックス方法があるのですが、その中でも簡単にできるのが “好きな香りに包まれる” ことです。香りには、気分をリフレッシュする作用があるので、特に疲れている時や気持ちが沈んでいる時には効果を感じています。
自宅でアロマキャンドルを楽しんでいる方もいらっしゃると思います。でも、使用時はまわりに紙や布を置かないように注意したり、キャンドルに火を灯した後はその場を離れないように気をつけないといけなかったり、少し面倒に感じることもありませんか?
今回はそんな方におすすめのアロマバーを紹介します。
インテリアにもなるこちらのアロマバーを作っているのは、宮古島にある小さな雑貨屋さん「海のそばの山小屋indigo」のオーナー赤崎未夏(あかさきみか)さんです。
20代の頃に趣味で始めたキャンドル作りがきっかけで、2016年4月にお店をオープン。その当時キャンドル業界で流行り始めたというアロマバーに興味を持ち、試しに作ってみたところ周りから大好評。今ではindigoの看板商品になっています。
アロマバー「香りの封(foo)」は、インテリア性も兼ねた芳香剤。清潔感のある爽やかな香りが楽しめます。
宮古島出身の赤崎さんは「島のアピールに繋がるアイテムを作りたかったんです」と話します。アロマバーに使われているのは、ゴーヤーや島とうがらし、レモン、トマト、ズマミ(ジーマーミー)、月桃の実など。素材はカットした後、食品乾燥機で6〜10時間乾燥させます(素材によって乾燥時間が異なるそうですが、水分の多いレモンや、しっかり乾燥させないと県外に出せない島唐辛子などは時間がかかるそう)。
せっかくなので、作る工程を見せていただきました。
最初に大豆油から抽出されるソイワックスを小鍋で溶かし、そこに精油(バーによってミントや柑橘系、シトロネラ系、ゼラニウム、ローズなどを使い分けているそうです)を加えたら、型に流し込みます。
すぐに素材を置くと沈んでしまうため、トッピング作業は固まり始める前の絶妙なタイミングで行われます。そしてその後、2時間ほど固まるのを待てば完成です!
「出来るだけ素材そのままの姿を見せたくて」と話す赤崎さん。素材には極力手を加えず、ナチュラルな美しさを活かすように心がけているそうです。
生命力の強い宮古島食材は、味わう以外にもこのような楽しみ方ができるのですね。
アロマバーの香りは半年ほど持続するそうなので(使う場所や環境によって異なります)旅先から帰った後も、しばらくは旅の思い出に浸ることができそうです。
沖縄旅行の思い出に、お土産に、いかがですか?
Photo&text:舘幸子